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杜仲茶が肝臓に悪い(危険)と言われる理由5選!効能について解説

   

結論から言えば、それは科学的根拠に乏しい“真逆”の噂です。

むしろ杜仲茶に含まれるポリフェノール「アスペルロシド」は胆汁酸の分泌を促し、肝臓や筋肉、褐色脂肪の代謝スイッチをオンにすることが報告されています。

本記事では〈危険説〉が生まれた5つの理由を徹底検証しつつ、最新研究が示す本当の効能、そして失敗しない作り方・飲み方までを網羅します。

オオサカ堂コンテンツ制作チーム

【ガイド】オオサカ堂 コンテンツ制作チーム

おかげさまで28年間、安心信頼の個人輸入代行・オオサカ堂のコンテンツ制作チーム。専門知識を活かし、正確で分かりやすい情報発信を心がけています。一般社団法人 薬機法医療法規格協会のYMAA資格保有者が執筆。

【結論】杜仲茶 肝臓に悪いは真逆

「杜仲茶は肝臓に悪い、危険な飲み物だ」という噂については、科学的根拠のない誤解であり、事実とはむしろ真逆です。

それどころか、近年の研究で注目されているのは、杜仲茶に含まれる有効成分が、肝臓の働き(胆汁酸の分泌)を助け、全身のエネルギー代謝を活発にするという、ポジティブな効果の可能性です。

つまり、杜仲茶は肝臓にとって「敵」ではなく、むしろ「代謝を上げるためのパートナー」となり得えます。

杜仲茶が肝臓に悪い(危険)と言われる理由①利尿・カリウム多めで「腎→肝負担」と誤解

「杜仲茶が肝臓に悪い」という噂の背景として、「利尿作用があり、カリウムが豊富だから、まず腎臓に負担がかかり、その影響が肝臓にも及ぶのでは?」という、一見すると医学的に聞こえる誤解があります。

カリウムと利尿作用について

杜仲茶には、体内の余分なナトリウム(塩分)の排出を助ける「カリウム」が含まれており、穏やかな利尿作用があることが知られています。これは、高めの血圧をサポートする、杜仲茶の嬉しい効能の一つです。

しかし、健康な人にとって、この程度の利尿作用やカリウムの摂取は、腎臓の正常な働きの一部であり、「負担」になるものではありません。腎臓は、体内の水分やミネラルのバランスを常に調整する能力を持っており、不要なものは尿として排出します。

「腎臓への負担が肝臓に影響する」という飛躍

問題は、この「腎臓の正常な働き」を「負担」と誤解し、さらに「腎臓に負担がかかるなら、毒素の分解を担う肝臓にも悪影響があるはずだ」と、医学的な根拠なく話を飛躍させてしまう点にあります。

腎臓と肝臓は、体内の老廃物処理において連携する重要な臓器ですが、一方が正常に働いていることが、もう一方のダメージに直結するわけではありません。特に、杜仲茶による穏やかな作用が、この連鎖を引き起こすとは考えられていません。この説は、体のメカニズムを不安な方向へ過大解釈したことからくる誤解と言えるでしょう。

(参考文献:公益社団法人福岡県薬剤師会 Q&A「杜仲茶と相互作用がある医薬品は何か?

杜仲茶が肝臓に悪い(危険)と言われる理由②個人の体質に合わなかった体験談が拡散した

「杜仲茶を飲み始めたら、お腹が緩くなった。体に合わない危険なものだ」 「杜仲茶を試したら、気分が悪くなった。きっと肝臓が拒否反応を起こしているんだ」

このような、個人の体質やその時の体調に合わなかったというネガティブな体験談が、インターネット上で拡散することも、噂が広まる大きな要因です。

杜仲茶は医薬品ではないため、強い副作用は報告されていませんが、体質によっては、まれに胃の不快感や下痢といった症状が出ることがあります。

その方にとって「体に合わなかった」というのは事実なのでしょう。

しかし、この「個人の体質」の問題と、万人に当てはまる「成分の毒性」は、全く別の話です。

 例えば、牛乳でお腹を壊す人がいるからといって、「牛乳は肝臓に毒だ」とはなりません。

それと同じように、一部の人に軽い不調が出たからといって、それが杜仲茶の肝毒性を示す証拠にはなりません。

一つのネガティブな体験談は、多くの人の共感を呼び、尾ひれがついて拡散されやすい性質があります。その結果、科学的根拠がなくても、「杜仲茶=危険」というイメージだけが形成され、杜仲茶が肝臓に悪いという誤った認識に繋がってしまいます。

杜仲茶が肝臓に悪い(危険)と言われる理由③利尿作用が内臓に負担をかけるという俗説

これは理由①と関連しますが、よりシンプルに「利尿作用そのものが、内臓を疲弊させる」という俗説です。

「お茶を飲むとトイレが近くなる。こんなに水分を出していたら、体に必要なものまで出てしまい、内臓が疲れてしまうのではないか」という不安です。

特に、杜仲茶が「ダイエット茶」として紹介されることもあるため、「強制的に水分を排出させて痩せさせる、体に悪いものだ」というイメージと結びつきやすいです。

しかし、前述の通り、杜仲茶の利尿作用はカフェインによるものではなく、カリウムの働きによる穏やかです。

これは、体内の水分バランスを調整し、むくみの原因となる余分な塩分や老廃物を排出するための、体にとって有益なデトックス作用です。

病的な脱水症状を引き起こすような強力なものではなく、健康な体を維持するための正常な働きです。この体をクリーンにするための良い働きを「負担」や「危険」と捉えてしまうことが、誤解を生む原因となっています。

(参考文献:含まれる成分 | 青葉の杜仲茶|福井県高浜町の名産

杜仲茶が肝臓に悪い(危険)と言われる理由④他の健康茶の副作用情報と混同された

世の中には多種多様な健康茶があり、その中には、飲み方や摂取量に注意が必要なものや、特定の持病を持つ人が避けるべきものも存在します。

例えば、便秘解消を謳うお茶に含まれる「センナ」は、過剰摂取すると腹痛や下痢、長期連用で腸の機能を低下させるリスクがあります。

また、一部のハーブティーには、肝毒性が報告されている成分を含むものもあります。

こうした「特定の健康茶に関する注意喚起」が、記憶の中でごちゃ混ぜになり、「健康茶は、種類によっては肝臓に悪いものもあるらしい」→「杜仲茶も健康茶だから、肝臓に悪い危険性があるかもしれない」という形で、情報が混同・一般化されてしまうケースです。

それぞれの植物は、含まれる成分も体への作用も全く異なります。安全性が高く、長い食経験を持つ杜仲茶と、作用が強く注意が必要な他のハーブティーなどを、同じカテゴリーで語ってしまうことが、杜仲茶が肝臓に悪いという濡れ衣を生む原因となっています。

杜仲茶が肝臓に悪い(危険)と言われる理由⑤味のクセで「体に悪そう」先入観

杜仲茶には、少し漢方を思わせるような、独特の苦味や風味があります。

この味のクセが、「良薬は口に苦し」と感じる人もいれば、「なんだか体に悪そう」「作用が強すぎて危険なのでは?」という先入観を抱かせることもあります。

特に、飲み慣れない味に対して、人は本能的に警戒心を抱くことがあります。

この味覚からくる主観的な「苦手意識」が、客観的な根拠なく「きっと肝臓のような大事な臓器に負担をかけるに違いない」というネガティブな想像へと繋がってしまいます。

しかし、言うまでもなく、味の好みと成分の安全性・肝毒性の有無には、全く関連性はありません。

この独特の風味こそが、後述する有効成分「アスペルロシド」などに由来する、杜仲茶の個性であり、効能の源泉でもあります。

杜仲茶の本当の効能

「肝臓に悪い・危険」という噂が、いかに根拠のない誤解であるかをご理解いただけたかと思います。

それでは、ここからは杜仲茶の「本当の価値」、つまり科学的に期待されている効能について見ていきましょう。

効能の鍵を握る「アスペルロシド」と「胆汁酸」

杜仲茶の健康効果の中心にいるのが、「アスペルロシド」という杜仲茶特有の有効成分です。このアスペルロシドには、肝臓に働きかけ、脂肪の消化吸収に必要な「胆汁酸」の分泌を促進する作用があることが、近年の研究で明らかになってきました。

胆汁酸の分泌が活発になると、全身のエネルギー消費、つまり基礎代謝が高まることがわかっており、これが杜仲茶のダイエット効果や生活習慣病予防効果のメカニズムと考えられています。 このように、杜仲茶は肝臓に悪影響を及ぼすどころか、肝臓の正常な働き(胆汁酸分泌)をサポートすることで、全身に良い影響をもたらします。

具体的には、以下のような効能が期待されています。

  • 内臓脂肪の減少サポート(ダイエット効果)
  • 高めの血圧の改善
  • 悪玉(LDL)コレステロール値の低下
  • 血管の健康維持(アンチエイジング)

(参考文献:杜仲茶は下痢になる?血圧・コレステロール・ダイエットに効く?

杜仲茶の効能を最大化する作り方・飲み方

杜仲茶の有効成分をしっかりと抽出し、その効能を最大限に引き出すための、おすすめの作り方と飲み方をご紹介します。

作り方の基本は「煮出し」

杜仲茶の葉は硬く、有効成分が溶け出しにくいため、水出しよりも、やかんでしっかり煮出す方法がおすすめです。

  1. やかん(鉄瓶以外)に約1.5リットルの水と杜仲茶のティーバッグ(約10g)を入れ、火にかけます。
  2. 沸騰したら、弱火にして10分以上コトコトと煮出します。
  3. 火を止めて、粗熱が取れたらティーバッグを取り出します。ホットでも、冷やしてアイスでも美味しくいただけます。

1日の摂取目安と飲むタイミング

1日に飲む量の目安は、1〜1.5リットル程度です。一度に大量に飲むのではなく、食事中や休憩時間など、1日の中でこまめに飲むのが効果的です。

杜仲茶はノンカフェインなので、時間帯を気にする必要はありません。特に、胆汁酸の分泌を助ける働きを期待するなら、食事と一緒に飲むのがおすすめです。

杜仲茶が肝臓に悪い(危険)」に関するよくある質問(Q&A)

Q1. 毎日飲み続けても本当に大丈夫?

はい、適量を守れば、毎日飲み続けても全く問題ありません。 杜仲茶は、医薬品のような即効性はなく、毎日続けることで穏やかに体質をサポートします。ノンカフェインで副作用の心配もほとんどないため、日常的な健康習慣として安心して取り入れることができます。

Q2. 朝と夜どちらが効果的?

杜仲茶はノンカフェインなので、朝でも夜でも、どの時間帯に飲んでも大丈夫です。 代謝アップを期待するなら、日中の活動時間に合わせて朝〜日中に飲むのが良いでしょう。また、食事との関連性が高い効能が多いため、毎回の食事と一緒に飲むことを習慣にするのも非常に効果的です。リラックスしたい就寝前に、温かい杜仲茶を一杯飲むのもおすすめです。

Q3. 粉末とティーバッグ、どちらが良い?

それぞれにメリットがあり、ライフスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。

ティーバッグ

手軽で、煮出した後のかたづけが簡単です。日常的に飲むなら最も便利なタイプです。

粉末(パウダー)

杜仲の葉を丸ごと粉末にしているため、茶葉に含まれる全ての栄養素を摂取できるのが最大のメリットです。お茶として溶かして飲むほか、料理やお菓子作りに活用することもできます。

まとめ:杜仲茶が肝臓に悪い(危険)ということはない

この記事では、「杜仲茶は肝臓に悪い、危険だ」という噂の真相について、5つの理由と科学的な視点から多角的に解説しました。

結論として、杜仲茶が肝臓に悪い・危険ということはなく、その噂は完全な誤解です。

根拠のない情報に惑わされることなく、杜仲茶の正しい知識と価値を理解すること。

それが、杜仲茶をあなたの健康習慣に安心して役立てるための第一歩です。

監修者コメント
監修者の写真

私たちは、杜仲茶への根拠なき不安を「科学的な期待」に変えたいという想いでこの記事を作りました。「肝臓に悪い」という誤解を解き、むしろ肝臓に働きかけて代謝を上げるという、研究が注目するポジティブな側面を解説しました。この記事が、皆様の賢い健康習慣の選択に役立ち、安心して杜仲茶を楽しんでいただく一助となることを心から願っています。

 - 美容・健康コラム

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