2024/07/29
こんにちは。オオサカ堂です。
夏の紫外線対策。
今回は、「目」への影響についてお話します。
紫外線の種類や月別の紫外線量については、コチラにてご紹介していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
紫外線による目のトラブル
肌や髪に比べ、紫外線の目への影響はまだ知られていないと思います。が、1日中紫外線にさらされる目。当然、トラブルは避けられません。
紫外線を原因とする目のトラブルには、「急性障害」と「慢性障害」があります。
急性障害 | 一時的に強い紫外線を浴びた際に目が充血する症状。代表的なものに「結膜充血」。海水浴場やスキー場などで起こる「雪目」や、「角膜炎」もこれにあたります。 |
慢性障害 | 強い紫外線を繰り返し浴びることで起こります。「白内障」や「翼状片」、「加齢黄斑変性」などがこれにあたります。 |
急性によるものは時間の経過とともに回復しますが、厄介なのは、慢性障害。
日常的に気を付けていないと、知らない間にダメージが蓄積され、手術が必要になる状況になったり、老眼を早めたり、最悪、失明につながったりする可能性があります。
さらに、基底細胞がんや扁平上皮がんなど、まぶたのがんは紫外線暴露と関連しているといわれています。
紫外線と目の老化
老眼は、目のピント機能が低下して、手元が見えづらくなるなどの症状をいいます。
紫外線による目の老化の原因には「活性酸素」と「糖化」が考えられます。どちらも、水晶体にダメージが蓄積されることで濁ったり、柔軟性を失われて硬くなるなどし、レンズの役目を果たす水晶体が劣化して、近くのものに焦点が合わせにくくなります。
活性酸素による「サビつき」
目は、長時間強い紫外線を浴び続けることで活性酸素が発生し、増えすぎた活性酸素が水晶体や角膜にダメージを与えます。
糖化による「コゲつき」
紫外線によって、水晶体を構成するクリスタンというタンパク質が糖化して、AGE(Advanced Glycation End Products)に変化します。水晶体はほとんど新陳代謝をしないことから、一旦AGEが生じると溜まり続けます。これによって水晶体の機能が低下します。
白内障も同じくこの糖化によって形成され、視力の悪化につながります。白内障は時間の経過とともに、視界をぼやけさせ、かすませ、色彩を低下させます。白内障の約8割は加齢によるものですが、紫外線の他、外傷、アトピー性皮膚炎の合併症を起因とするものなど、若い人もなる可能性があります。
目を紫外線から守るためには
サングラスをかける
最も効果的なのがサングラス。UVカットのものを選びましょう。尚、色が濃いほど紫外線カットに有効と思ってしまいますが、瞳孔は目の中に入る光の量を調整する働きがあり、視界が暗いとより開いてしまうため、逆に多くの紫外線が目の中に入ってしまうことになります。サングラスは、色の薄いものを選んでかけるようにしてください。
帽子や日傘を使う
サングラスは正面からの紫外線には有効ですが、レンズと顔の隙間(側面)から入り込む光を防ぐことはできません。サングラスに加え、帽子を被ったり日傘をさしたりすることで、より紫外線から目を守ることができます。帽子はキャップタイプよりも、つばの広いものが紫外線をカットできます。
目に良い栄養素を摂取
日頃からの目の健康維持も大切な予防策。特に、ルテインは元々目の黄斑部にある成分で、光の刺激を和らげたり、活性酸素へ働きかけたりするとされており、紫外線対策に有用といえます。ルテインはホウレン草やかぼちゃ、ブロッコリーなどに多く含まれますが、サプリでの摂取もおすすめです。
[VitalMe] ルテイン20mg
目の水晶体や黄斑部などに存在する成分「ルテイン」を1粒当たり20mg配合。活性酸素への有用性の他、光の刺激の軽減が期待でき、紫外線対策はもちろん、普段から目を酷使したり、加齢による衰えを感じている方にもおすすめ。良好な視界をサポートします。
対策をしていても紫外線を避けられず、目に痛みや充血などの症状が出た場合は、目を休ませ、目薬をさすなどして落ち着かせましょう。
尚、意外なのが肌への影響。
目は紫外線を浴びると、肌を守るために脳にメラニン色素を作るよう指令が出て、日焼けやシミを生じます。いくら肌をしっかりガードしていても、目が無防備だと効果もなくなってしまうのです…。
将来の目の健康はもちろん、全体の美容ケアのために、しっかりとした紫外線対策を!
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