2024/07/17
こんにちは。オオサカ堂です。
もうすぐ世間は夏休み。あちこちお出かけが増えてくる季節です。
せっかくの旅行や遊びの時間が、乗り物酔いで台無しになるのはもったいない!
ということで今回は、乗り物酔い対策についてご紹介します。
乗り物酔いを起こす仕組み

そもそも、どうして人は乗り物に乗ると酔うのでしょう。
それは、脳の混乱と自律神経のバランスの崩れが原因。
乗り物酔いは、車や船、電車など、乗り物の動揺(揺れ)によって起こる症状で、医学的には「動揺病」と呼ばれます。
人は、目からの情報、耳からの情報、体(筋肉など)が受ける情報を統合して、自分の空間識(自分と周りとの位置関係)を作っていますが、不規則または急激な揺れや加減速によって脳が混乱し、自律神経が異常に興奮状態になって、めまいや吐き気、嘔吐、胃のむかつき、冷や汗などの症状を引き起こします。
乗り物酔いをする人・しない人

子供と大人では、子供の方が乗り物に酔いやすいとされています。これは、子供の方が脳(前庭小脳)が発達段階で、揺れに過敏に反応するため。
大人になるにつれ、刺激に対する反応が鈍くなるので、乗り物酔いをしにくくなるといわれていますが、それでもやっぱり酔いやすい人・酔いにくい人がいます。
それには、体質の違いが考えられます。
先に述べたように、乗り物酔いは自律神経のバランスの崩れが原因。アレルギー持ちの方、低血圧気味の方は、自律神経系のトラブルが関係しているので、酔いやすい傾向にあるといえます。また、乗り物酔いの症状として胃の不快感があり、お腹が普段から弱い人も乗り物酔いになりやすいとされています。
乗り物酔いを防ぐには
酔いやすい人は特に、車や飛行機での移動となると準備の段階からげんなり。
できれば酔わずに乗り切りたい!
そのため、以下の対策を取ることをおすすめします。
・前日は早めに休んでしっかりと睡眠をとる
・乗る前の空腹・食べ過ぎを避ける
・締め付ける洋服は避けて、楽な格好をする
・視線が固定されると酔いやすいので、本やスマホは見ない
・不安やストレスで自律神経が乱れやすくなるため、「酔わない」と思い込む
・頭が過度に揺れないよう、ネックピローやヘッドレストなどをする
・バスの場合は、(比較的揺れが少ない)車輪がない中央部の席に座る
それでも乗り物酔いになってしまったら
元も子もありませんが…
どんなに対策をとっても、酔ってしまうことはあります。
そんな時はこれで乗り物酔いの軽減を。
・目を閉じる。または遠くを眺める
・(可能であれば)窓を開けたり降りたりして、新鮮な空気を吸う。風に当たる
・座っている状態であれば、横になるなど楽な姿勢になる
・襟、ベルトなどの締め付けを緩める
・吐きそうになったら我慢せずに嘔吐する
・酔い止めの薬を飲む
・飴やチョコ、梅干し、ガムなど、酔い止めに効くとされる食べ物を摂取する
乗り物酔いの対策アイテム
おでかけの機会が増えるこれからの季節。
乗り物酔いで楽しさが半減…とならないよう、しっかり対策を立てましょう。
オオサカ堂でした!
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