2025/10/02
結論として、モダフィニルは法律により個人輸入が禁じられています(参考文献:向精神薬の携帯輸出入について|北海道厚生局)。
オオサカ堂でも取り扱いはありません。
モダフィニルで「集中力が増して眠気を減らすことができる」という情報をインターネットなどで見て、個人輸入できないか調べているかもしれません。
この記事では、モダフィニルが個人輸入できない理由や、オオサカ堂でなぜ注文できないのか、正規入手方法以外で入手した場合のリスクについて、オオサカ堂 コンテンツ制作チームが詳しく説明します。

【監修】オオサカ堂 コンテンツ制作チーム
おかげさまで28年間、安心信頼の個人輸入代行・オオサカ堂のコンテンツ制作チーム。専門知識を活かし、正確で分かりやすい情報発信を心がけています。 薬剤師資格保有者が監修。
目次
【結論】モダフィニルの個人輸入は法律で禁止されています
モダフィニルの個人輸入は、たとえ治療目的であっても「麻薬及び向精神薬取締法」により禁止されています。
向精神薬とは、脳の中枢神経に作用し精神機能に影響を及ぼす薬物のうち、法律で指定された物質のことです。
乱用の危険性や依存性の可能性に基づき、厳格な管理が求められています(参考文献:こころの耳 向精神薬|厚生労働省)。
また、医師の処方や指示を受けずに自己判断で使用した場合に、「重大な健康被害」や「乱用」につながるおそれのある医薬品については、数量に関係なく一般の個人輸入は認められていません(参考文献:医薬品等の個人輸入に関するQ\&A|厚生労働省)。
ただし、一部例外として、税関ホームページに次のように記載されています。
医療用向精神薬(ジアゼパム、トリアゾラムなど)を、医師から処方された本人が携帯して輸入する場合を除いて、一般の個人が輸入することは禁止されています。(本人が携帯せずに、ほかの人に持ち込んでもらったり、国際郵便などで海外から取り寄せることはできません。) 1ヶ月分を超える分量又は注射剤を携帯輸入する場合には、医師からの処方せんの写しなど、自己の疾病の治療のため特に必要であることを証明する書類を携行する必要があるほか、上記の他の医薬品と同様、事前に地方厚生局に輸入確認申請書等を提出し、輸入確認証の交付を受ける必要があります。
(参考文献:カスタムアンサー|税関)
「モダフィニル」は中枢神経刺激薬と呼ばれるグループに分類され、日中の強い眠気を改善する薬で、麻薬及び向精神薬取締法によって「第一種向精神薬」に指定されています。
向精神薬を個人輸入した場合は法律違反となり、最高で7年以下の懲役又は200万円以下の罰金が科せられる可能性があります(参考文献:麻薬及び向精神薬取締法66条の3)。
オオサカ堂でもモダフィニルは注文できません
オオサカ堂は法律を遵守し、正確で信頼できる医薬品情報の提供を第一に考えています。
そのため、個人輸入が禁止されているモダフィニルやデパス、ハルシオンといった向精神薬の取り扱いはありません。
なお、検索サイトにて「モダフィニル オオサカ堂」といったキーワードが表示されることがあります。
仮にSNSやインターネットなどで「オオサカ堂でモダフィニルを購入できる」といった情報が流れていても、当社は一切関与しておりません。
規制された医薬品の安易な個人輸入は、法律違反による罰則だけでなく、偽造品が届く恐れや深刻な健康被害につながるリスクがあり、大変危険です。
モダフィニルを入手するには、医師の診察を受け、処方してもらう必要があります。
なぜモダフィニルの個人輸入は違法なのか?ポイント整理
モダフィニルの個人輸入が違法である理由は、「麻薬及び向精神薬取締法」において、「自分の疾病の治療のため海外から携帯して入国する場合を除いて、一般の個人が向精神薬を輸入することは禁止」されているためです。
これは、国際郵便や、他人に依頼して向精神薬を輸入する場合も例外ではありません(参考文献:向精神薬の携帯輸出入について|北海道厚生局)。
従って個人の治療目的であっても、海外のウェブサイトなどを利用してモダフィニルを入手する行為は法律違反となります。
違反した場合は、麻薬及び向精神薬取締法に基づき、最高で7年以下の懲役又は200万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
なお、向精神薬は第一種から第三種までの3つの区分に分けられます(参考文献:薬局における向精神薬取扱いの手引|厚生労働省)。
モダフィニル=第一種向精神薬という規制区分
モダフィニルは、2006年10月13日より「第一種向精神薬」に指定されました(参考文献:モダフィニルの向精神薬指定|栃木県)。
向精神薬は、乱用の危険性及び医療上の有用性の程度に応じて、麻薬及び向精神薬取締法によって第一種、第二種及び第三種向精神薬の3種類に分類されます。
第一種向精神薬は、乱用の危険性が高く医療上の有用性が比較的低い薬物で、第三種向精神薬は、乱用の危険性が比較的低く医療上の有用性が高い薬物が該当します。
モダフィニルを正規入手方法以外で買うリスクとは?
モダフィニルを正規入手方法以外で入手した場合、法律違反である以外にも、健康被害や個人の財産を脅かす重大なリスクを伴います。
重大な副作用
正規のモダフィニルであっても、医師・薬剤師の管理なしに使用すれば危険を伴います。
添付文書では、以下のような重大な副作用が報告されています。
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑:発熱、食欲不振、発疹
- 薬剤性過敏症症候群:発疹、発熱、リンパ節がはれる
- ショック、アナフィラキシー:じんま疹、かゆみ、血管浮腫
なお、正規以外の方法で入手したモダフィニルを服用してこのような症状があらわれた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
医薬品副作用被害救済制度は、薬を正しく使用したにもかかわらず、入院が必要になるほどの重篤な副作用が生じた場合に、医療費や障害年金などを給付する公的な制度です。医薬品は有効なものであると同時に、副作用のリスクも伴います。この制度は、そのような健康被害を受けた人々を救済し、安心して医療を受けられる社会を目指すためのセーフティネットとして機能しています。
※個人輸入した医薬品は対象外となります。
偽造・用量誤りのリスク
正規の入手方法以外で購入した医薬品が、本物であるとは限りません。
中には、有効成分をほとんど含まない製品や、逆に過剰に含む製品もあります。
表示されている成分と実際の中身が異なる、内容物が不明なケースも珍しくありません。
こうした偽造医薬品を服用すると、期待した効果が得られなかったり、効きすぎて副作用が強く出たりといった健康被害の危険性があります(参考文献:医薬品等を海外から購入しようとされる方へ|厚生労働省)。
金銭トラブルや個人情報の悪用
インターネットを通じて医薬品を購入すると、代金を支払ったにも関わらず商品が届かないといったトラブルに巻き込まれるリスクがあります(参考文献:国民生活センター越境消費者センター)。
また、入力したクレジットカード情報や個人情報が不正に利用され、身に覚えのない高額請求が発生する被害も報告されています。
正規ルート以外での向精神薬の購入は、警察や消費者センターに相談しても十分な救済が受けられない可能性があるため避けるべきです。
【正規ルート】モダフィニルの処方が必要な場合の安全な入手方法
日中の激しい眠気によりモダフィニルを服用したい場合、安全に入手するには医療機関を受診し医師に診察・処方してもらう必要があります。
医師は詳細な問診や症状のヒアリングを行い、その人に合った薬を処方します。
特にモダフィニルを希望される場合は、睡眠外来など睡眠医療に特化した専門の医療機関を受診しましょう。
睡眠医療の専門外来等で医師が必要と判断した場合に処方
モダフィニルの適応である「特発性過眠症」は、診断が非常に難しいとされています。
また、ナルコレプシーなど他の適応で使用する場合でも、専門医による評価が必要なため、モダフィニルを処方できる医師は制限されています(参考文献:モディオダール錠 添付文書)。
そのため、モダフィニルを服用したい場合は、睡眠医療に特化した医療機関・専門科の受診が必要です。
医師はその人の症状や体質、服用している薬などを詳細に聴取し、モダフィニルが必要と判断した場合に処方します。
なお、この薬を続けて飲んでいると薬物依存を生じる可能性があるので、服用は必ず医師の指示に従いましょう。
「モダフィニル 個人輸入」に関するよくある質問(FAQ)
Q1.海外に住んでいる家族からモダフィニルを国際郵便で送ってもらうのは問題ありませんか?
A1.
いいえ、違法です。
向精神薬を海外から国際郵便で送る行為や、治療目的で服用する本人以外の人が海外から持ち込む行為は「輸入」に該当します。
たとえ受取人が本人であっても禁止されています。
一般の個人が輸入できるケースは、医師から処方された本人が携帯して入国する場合のみです。
Q2.モダフィニルを海外で購入して、自分で持ち込むのは問題ありませんか。
A2.
いいえ、認められていません。
向精神薬は、医師から処方された本人が携帯して入国する場合を除いて、一般の個人が輸入することは禁止されています。
本人が携帯せず、他の人に持ち込んでもらったり、国際郵便などで海外から取り寄せたりすることはできません。
Q3.近くの医療機関でモダフィニルを処方できるか調べられますか。
モダフィニルの処方医、および取り扱い医療機関の情報は公表されていません。モディオダールは、
- ナルコレプシー
- 特発性過眠症
- 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
のいずれかの診断名を持つ患者にしか処方できません。
日本睡眠学会の認定する専門医療機関または睡眠専門医に、ご相談ください。なお、睡眠を専門とする診療科以外に相談した場合、総合的睡眠医療機関を紹介してもらえることもあるようです。
まとめ:モダフィニルの個人輸入は厳禁。必ず専門医に相談を
モダフィニルの個人輸入は、「麻薬及び向精神薬取締法」で禁じられています。
違反した場合は、薬は税関で没収されるだけでなく、罰則の対象となる場合もあります。
また、偽造薬による深刻な健康被害や金銭トラブルに巻き込まれるなど、重大なリスクにつながる可能性もあり大変危険です。
なお、オオサカ堂は法を遵守しており、モダフィニルを含む向精神薬の輸入代行は行っておりません。
モダフィニルは厳格な管理を必要とする「第一種向精神薬」で、専門家である医師の管理下で服用する必要があります。
日中の耐えがたい眠気などでお悩みの方は、安易に個人輸入に頼らず、必ず睡眠医療を専門とする医療機関を受診し、医師にご相談ください。

モダフィニルは第一種向精神薬に指定され、法律で個人輸入が固く禁じられているため、オオサカ堂では取り扱いません。自己判断での安易な使用は、依存や乱用、偽造品による健康被害を招く大変危険な行為です。ネット上の甘い言葉に惑わされず、安全な使用には必ず専門医の診断と指導が不可欠です。本記事が、医薬品との正しい付き合い方を考える一助となれば幸いです。
【監修】オオサカ堂 コンテンツ制作チーム(薬剤師在籍)
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